正月に放送された映画「ロード・オブ・ウォー」を遅まきながら見てみました。
武器商人の過去語りとして構成されたこの映画は、血なまぐさく身も蓋もない内容を客観的に淡々とした姿勢でうまく見せているなあ、と思いつつ。
物語の終盤になってかかった「ハレルヤ(Hallelujah)」に、ああこの歌だったのか…と今更ながらに原曲を知りました。
LINKIN PARKのボーカル チェスター・ベニントン(Chester Bennington)が、友人のクリス・コーネル(Chris Cornell)の葬儀にて歌ったのはこの曲だったんだなと。
チェスター死去のニュースは当時、個人的には結構な衝撃で、そのニュース経由で追悼の動画を知ったため曲についての深い掘り下げをする気持ちになれず、そのままになっていましたが。
映画で曲がハレルヤが流れて、ふと懐かしく思えたので調べてみました。
ハレルヤ(Hallelujah) – レナード・コーエン(Leonard Cohen)の曲
見出しの通り、ハレルヤはレナード・コーエンが1984年に発表した21作目のシングル曲。
ウィキペディアによると
愛する相手との出会いと別れといった場面における感情を歌った楽曲
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハレルヤ_(レナード・コーエンの曲)
であって、宗教の曲として書いたつもりではないらしいのですが、全編通してそこはかとなく漂う寂寥感が、切なくも妙にすがすがしく心に残る感じが素敵。
ジョン・ケイル(John Cale)が曲をカバーすることで高い評価に
本人のシングル曲としてはヒットしなかったとのことですが、7年の時を経てカバー曲という形で日の目を見た感じですね。
88年にはボブ・ディランもライブでカバーしていますが、ジェフ・バックリィ、ルーファス・ウェインライト、近年ではマドンナなど様々な人にカバーされているようです。
独自に日本語歌詞を付けて…というタイプの楽曲が苦手なので、日本人アーティストの分は残念ながらスルーしましたが、いずれも甲乙つけがたく。
曲への導入がチェスターのハレルヤだったせいでしょうか。
基本はカバー曲をあまり好まない方なのですが、このハレルヤに関してはどれもいい感じ。
それぞれに自分の思いを載せて歌える曲なのかもですね。
ちなみに、 ルーファス・ウェインライトのハレルヤは映画「シュレック」の劇中歌らしいです。
オリジナルのレナード・コーエンはもちろんですが、起爆剤となったジョン・ケイルのカバーが個人的にはとても好みでした。
今回はウィキに記述のあるアーティストだけを聞いてみましたが、ほかにもカバーしている人がいるかも?
ということで。
せっかくなのでチェックしてみたいと思います。
Hallelujah
Leonard Cohen
ジャンル: Singer/Songwriter
Released: December 01, 1984
Hallelujah
John Cale
ジャンル: Soundtrack
Released: January 01, 2002
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